コーヒーと映画
エスプレッソやコーヒーを飲みながら 観る映画は、なるべく上質なものを選びたい。逆にハリウッド映画を 自宅で観るならば、サウンドを消してBGVとして映像を眺めるのも 一つの手段だ。あなたにとって贅沢な時間を演出する映画を紹介する。
Vol.1 「8 1/2」 / 監督:FEDERICO FELLINI
難解映画とも呼ばれるフェリーニの最高傑作。
フェリーニ自身を投影したと言われる精神的
疲労を抱えた映画監督(マルチェロ・
マストロヤンニ)を主人公に、独自の世界
を巧みに映像化した芸術性の高いイタリア映画。
映像美と魅力的な名優達。そして構成の力強さが
観るものを惹きこむ作品。BGVとしても最適。
コーヒーを飲みながら贅沢な作品を味わいたい。
タイトルは「はっかにぶんのいち」と読む。
Vol.2 A Bout de Souffle / 監督:JEAN-LUC GODARD
邦題「勝手にしやがれ」。ヌーヴェル・ヴァーグの旗手、ジャン・リュック
・ゴダールの長編作品。
当時の革命的な撮影手法などが語られることが多いが、
主人公のジャン・ポール・ベルモントの煙草を吸う仕草や、台詞回しが魅力的で、
作品を強力に惹きたてていることも見逃せない。フランス映画史に残る名作。
DVD化されているのも嬉しい。珈琲と煙草を用意してからの鑑賞を薦める。
Vol.3 LES AVENTURIERS / 監督:ROBERT ENRICO / 主演:ALAN DELON
曲芸飛行機のパイロット。元カーレーサーのメカニック。
芸術家を夢見る女性。海底に沈む財宝。
全てのシーンが美しく、大人がまた夢を
見ることができる映画。
誰もの人生の背後に横たわる、情熱と虚無感
が複雑に交差した機微が、映画の根底に流れて
ロベール・アンリコ監督の匠さに脱帽。
1967年の作品だが、全く色あせない輝きを
放ち、何度でも観返したくなる数少ない作品。
背景に流れる物悲しく美しい口笛のメロディも印象的。
邦題「冒険者たち」。
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