インスタントコーヒーの基礎知識(2)
∵製造方法の違い
インスタントコーヒーと言えども、コーヒーを抽出するまでの 工程は、他のコーヒーと同じである。すなわち、 コーヒー豆を育成し、摘んで乾燥させ、焙煎し、グラインドして お湯で抽出する。この後の抽出させた液をどのように顆粒状 に加工するかによって、インスタントコーヒーの製造方法は2つの異なる方式に分かれる。
∵スプレードライ方式
抽出したコーヒー液を、乾燥棟の中に熱風とともに 強烈な圧力をかけて霧状に放出させて 急速乾燥させて作る方式。粒子が細かいため 水に溶けやすくアイスコーヒー向き。
∵フリーズドライ方式
抽出したコーヒー液を、零下40℃で凍結・粉砕したものを 真空乾燥室の中で、凍結乾燥(水分は氷の結晶として除去) させる方式。 低温処理のため、アロマを分解せずに包み込むことが可能。 このため、スプレードライより美味しいとされる。
∵美味しさ
一般にインスタントコーヒーは、他の抽出方法に比べて美味しさが劣り、
いわゆるインスタント特有の臭みがあると言われる。
その大きな一つの要因は、製造過程にあるといえる。
コーヒーの抽出液を乾燥させる際には、ある程度煮詰めて濃縮させる必要がある。
その濃縮工程で、熱による風味の劣化がどうしても起こらざるを得ない。
但し、完全な真空凍結乾燥というものが実現するならば、
風味が損なわれることも少ないだろう。これには膨大なコストがかかる。
どこまでのコストを商品にかけるかがメーカーの手腕となるが、市場に並ぶ商品の中で、
価格が高いものはやはり品質も上と考えてほぼ間違いない。
無論、各メーカーとも日進月歩で技術革新や品質向上に余念がない
だろうから、決して低価格イコール美味しくないという等式は成立しないが。










